意外と知られていない、更年期症状としての貧血

40代に入ってからだらだらと続く体の不調に悩まされている女性もいらっしゃることでしょう。
病院に行くほどでもないけれど、ずっと立っているのが辛かったり、朝起きにくかったり、睡眠をとっても倦怠感が抜けなかったり。

家庭にあっても職場にあっても、この年代はいろんな責任やしがらみが多い時期。これまでのように動けなくなると精神的にもイライラしたり落ち込んでしまうこともあるでしょう。実はこの症状、

『潜在性鉄欠乏性貧血』かもしれません。

【更年期と貧血の関係】
更年期障害とは、ホルモンの分泌量の変化が自律神経系に作用して引き起こされるものです。この時期に赤血球が不足すると、心身ともに不調が強く現れてしまいます。
これまで赤血球が多少不足していても、特に貧血症状を感じない場合があります。それが、更年期に入り急に影響をうけるようになります。とくに食事や生活リズムを変えなくても、体が貧血状態に耐えられなくなるのです。更年期にがんばりが利かなくなることの原因のひとつに、この「隠れ貧血」の顕在化があります。

【こんな場合は貧血対策を!】
貧血というと、朝礼や電車の中で倒れてしまうような激しいものをイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそれだけではありません。めまいや疲労感のほか、動悸や息切れなども貧血が原因で起こるることがあるのです。更年期に入ってからこのような不快な症状が出た場合、貧血の可能性も視野にいれたほうが良さそうです。

【鉄分の補給が効果的】
更年期全般に効果のある漢方薬やサプリもいいのですが、貧血が主な症状の場合、鉄分が含まれる食べ物やサプリを補給するほうが近道である場合もあります。
また、鉄分が含まれていればよいというものでもありません。体に吸収されやすいのは肉・魚に含まれるヘム鉄です。植物や卵に含まれる非ヘム鉄は、吸収率がヘム鉄に比べ五分の一になります。
ただ非ヘム鉄であっても、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂ることで吸収率が上がるので、意識して食事に取りいれるといいでしょう。

【手軽に摂りたいのならサプリメントを】
食べ物からヘム鉄を摂取するとなると、主に肉や魚に頼ることになります。しかし大量に摂るとなると、コレステロールやカロリーの過剰摂取が心配になりますよね。肉や魚に加え、鉄分やビタミンCを多く含む野菜や果物も多く取り入れて、バランスには気を配りたいですね。
ただ、いつもそんなに気を使っていられない、という方には、忙しいときでもサッと飲めるサプリメントがおすすめです。何年も続く更年期だからこそ、長く続けることができるその方にあった対処法を選ぶことが大切です。

なお、貧血には怖い病気が潜んでいることがあります。しつこい貧血に悩まされる場合は、自己判断せずに医療機関に相談することを強くおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です